マレーシアクアラルンプールでの人材紹介会社と就労情報

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みなさん、「海外就職」と聞いてどんな事を思い浮かべるでしょうか?

  • シリコンバレーで、最新鋭の1丁サービスを創り上げる、スーパーエンジニア
  • ロンドンで、世界中のディーラーとしのぎを削る、エリート金融マン
  • 南米からアフリカまで、あらゆる国を飛び回る、ハイパー商社マン

日本代表として、もしくは国籍関係なしの世界選抜の構成員として、世界の中心から引く手あまたのスーパーエリートグローバル人材を想像してはいませんか?

もちろん、世界にはそんなスゴイ人もいますが、海外で働く日本人全員がそのようなスーパーマンというわけではありません。

ここでは、日本の高校や大学で教育を受け、外国語として英語を学び、日本の一般的な企業でキャリアを積んだ日本人が、『マレーシア・クアラルンプールで仕事をするためにはどうすればいいのか?』をご紹介します。ぜひ、ご参考ください。

1.マレーシア企業数のめざましい経済成長

 マレーシア概要

正式名称 マレーシア(マレーシア連邦とされる事もある)
人口 約2085万人(そのうちクアラルンプールが約163万人)
国民年齢の中央値 約26.8歳
国土面積 33万knf (日本の約0.9倍)
1人当たりのGDP 約8,423ドル65位/179カ国(2010年)
失業率 3.10% (2010年)
宗教 国教はイスラム教。他に仏教、ヒンドゥー教、キリスト教など
言語 公用語はマレーシア語
日本人人口 約9,700人(外務省「海外在留邦人数調査統計(平成23年速報版)」)
日系企業数 約1,400社(2011年)
日本からのフライト時間 約6~7時間

 

マレーシアでの民族と宗教の構成比率

出典:Beyond the Border

マレーシア国土サイズと経済状況オーバービュー

マレーシアは東南アジアの南部にあるマレー半島の下半分を占める国で、南端には都市国家シンガポールがあります。

 マレーシアの地図

出典:マレーシアguide

首都クアラルンプール(KLと略される事も多い)は、国土の中央西側に位置する大都市で、市内を高架鉄道やモノレールが走り、近代的なビルが建ち並びます。

多くの産業はクアラルンプールに集中していますが、第ニの都市であるシンガポールとの国境の都市ジョホールバルや、観光地として名高ペナンにも製造業などの産業が育っています。

マレーシアは、1983年から2003年に首相を務めたマハティール氏が「ルック・イースト政策」という、「日本や韓国の集団主義と勤労倫理を学べ」という政策を掲げ、国を挙げて日本や韓国からの企業進出、経済支援技術移転を受け入れた事で、高い経済成長を遂げました。

この間、経営コンサルタントの大前研一氏もマレーシアの国家アドバイザーを勤めています。

なお、主要貿易相手国も2010年には、日本が輸入で第1位となっています(輸出は1位がシンガポール、日本は3位)。

このような政策が功を奏し、(シンガポールや香港といった都市国家を除いて) 1人当たりのGDPでは東南アジアのトップであり、2010年の段階で世界179力国中65位と、もうすぐ世界のトップ1/3に入ろうとしています。

経済成長率も、アジア経済危機やリーマンショックの影響を受けた年以外は4~7%の安定した成長を遂げており、失業率も3%台と、低いラインで安定しています。

クアラルンプールの街を歩くと、イスラム教の頭に巻くスカーフ(トウドウン)をかぶった女性を多く目にする事からも分かるように、人口の多くがイスラム教徒です。

しかし、中東の厳格なイスラム教と違って、女性の権利も認められており、多くの女性が社会進出しています。

マレーシアクアラルンプールでの宗教者女性

また、ブールには、欧米人に加え中国、韓国人などの東アジア人も多く、日本人も約1万人近く在留しており、多くの日本企業がオフィスや工場を持っています。それゆえに、製造業を中心に日本人の求人も多くあります。

日本の人材移住、就労先としても注目される

最近は、物価と生活レベルのバランスと長期ビザのとりやすさから、リタイアした年金生活者のロングステイ先としても注目を集めています。

日本のガイドブックにもロングステイの特集ぺージが設けられ、かなりの数の日本人が移住しています。このような日本人向けのサービス業もこれから伸びが期待され、今後その分野での求人が増えるかもしれません。

ヨ本からはJALやマレーシア航空の直行便が就航していますが、一番便利なのが格安航空会社のエアアジアです。

一般的に片道2万円台で航空券を購入できるので、マレーシアに行くためだけでなく、マレーシア経由で他の東南アジア諸国に行く時にも非常に利用価値が高いと言えるでしょう。

クアラルンプール日系、外資系企業の実態

クアラルンプールの経済の中心地は路線図中、有名なペトロナスツインタワーのあるLRT (市内交通) KLCC駅周辺です。日系をはじめとする外資系企業、特に金融業や商社などのオフィスがあり、多くの商業施設と共に華やかな街を演出しています。

クアラルンプールの街角

 

クアラルンプールの市内電車地図

出典:kbst.net

 

なお、LRTにはKL SENTRAL (セントラル)という駅もありますがこれは市内交通網の中心駅という意味で、まわりに多くのオフィスがあるわけではありません。

金融商社のオフィスはKLCC駅周辺の中心街にあるのですが、製造業のオフィスの多くはここから離れた郊外にあります。

KTMコミユーターのPort KlangラインのShah Alam (シャー・アラム)駅や、同じくKTMコミューターのSerembanラインのBangi(バンギ)駅周辺には、多くの日本の製造業のオフィスや工場があります(なお、駅前にオフィスや工場があるわけではなく、駅からタクシーで10~20分程度離れています)。

日本人の就労、採用開始の現状

採用面接などもこちらで行われるわけですが、注意が必要なのは、LRTとKTMコミューターでは電車の運行頻度が全く違うという事です。

LRTは5~10分に1本来るので東京の地下鉄感覚で使えますが、KTMコミューターは30分に1本などの運行頻度がザラですので、時刻を確認しないで行くと遅刻してしまいます。

現地で働いている人も、KTMコミューターはあまりあてにしていないようで、郊外への出勤は車を使っている人が多いです。

また、クアラルンプールから30分~2時間程度離れたところにも、複数の工業団地があります。

住居に関しては、KLCC周辺にオフィスがある人はLRT駅の近くに住み、LRTで出勤していますが、工場など郊外に勤務する人は、職場の近くに住み、自動車などで通勤する事が多いようです。

クアラルンプールでの就職を考えて現地に視察に来る場合には、上記の華やかなKLCC周辺と、ごちゃごちゃした工場地帯の両方を見てみる事をお勧めしまず。

また、この市内交通は現在整備が進んでおり、2013~14年にかけて、さらに拡充されていています。

クアラルンプールで求められる人材と職種

求人状況オーバービュー

求人が多い業種 ・製造業、物流商社(約6割)

・IT業、金融業、サービス業(飲食など)、

・金融・保険業

・アウトソーシング業務(人事・経理・コールセンター)

求人が多い職種 営業、営業事務、生産管理、コールセンター
必要とされる英語力 英語で仕事ができるレベルか必要。ただし、必ずしも流ちょうである必要はない。
評価される言語 マレーシア語、北京語
ピザ要件 大卒(短大卒も学位があれぱ可)、就職先の社内ポジション重視(短大卒、新卒でビザかおりるのはコールセンターくらい)
企業別求人割合 日系:外資:現地企業=96:2:2
年齢別求人数 ・若手(22歳~25歳):新卒の求人はコールセンター中心

・中堅(25歳~40歳) :あらゆる職種で募集数が一番多い

・べテラン(40歳~50歳):ハイレベル人材の募集がある

・シニア(50歳以上) :製造業の技術者の案件が多い

ワーキングホリデー制度 なし

クアラルンプールには非常に多くの日本企業があり、中心となるが製造業です。”この場合の職種は、営業、エンジニアなどが求められています。

営業は、他国と同様に現地の日系企業を中心としてローカル企業、外資系企業などを含めたルートセールスを行い、製品(部品)を販売するのが仕事です。

なお、マレーシア企業からもこのようなポジションの募集があるのですが、日系企業と比べてビザが降りにくい傾向があります。

日系企業を中心とした営業

また、マレーシアの営業のポジションに関して特徴的なのが、日本人女性の募集が多い事です。

これは、取引先となる工場の意思決定者の多くは工場の日本人の男性であり、(自分が長年やってきた)工場関係の事に関してある程度の知識を持った女性が来てくれる事が嬉しく、さらに打ち解けやすいからだと推測されます。

実際マレーシアでも成果を出している女性が多いようで、求人票にも「女性のみ」と書かれたものが多くあります。

営業としてのキャリアを積みたい女性にはチャンスかもしれません。

シニア人材募集が多い製造業・物流・商社

また、製造業のエンジニアは、当然日本での経験が必要で、その技術によって得られる求人件数が変わってきます。現役のエンジニアはもちろんですが、マレーシア人スタッフに技術指導を行い、教育できるシニア人材の募集も多くあります。

製造業以外には、物流や商社の求人が多く、これがメーカーと併せて約6割となります。

求人件数が少ないIT・金融・サービス

それ以外には、ITや飲食、旅行などのサービス業、金融やコールセンターなどの仕事があります。

ただし、ITや金融の求人件数は比較的少なく、行けばすぐに求人が見つかるといった状況ではないようです。

また、この業界には高給が望める外資系の求人がありますが、要件が厳しいため応募しても書類選考で落とされる事が多く、難易度は高め。そのぶん報酬もいいというわけです。

コールセンターに関しては他の業種とー線を画しており、大卒資格がない人や語学力のない人、新卒の人にも門戸は開かれています。ただ、入社後のキャリアアップは難しそうです。

就労に求められる英語力

語学に関しては、圧倒的に英語力が求められます。

国の政策として、英語教育に力を入れているので、多くのマレーシア人が英語を話せます。ただし、そのレベルは高くない場合も多く、あまり流ちょうなアメリカンイングリッシュで話すと、先方が聞き取れなくて困ることもあるようです。

また、現地で働いている人は、英語学習で苦労している人が多いから、日本人の下手な英語でも一生懸命聞き取ろうと努力してくれるのも、心強いところといえます。

英語以外で就労威力を発揮する「マレーシア語」と「中国語」

英語以外の語学で評価されるのが、「マレーシア語」と「中国語(北京語)」です。

工場易などで現地スタッフと話をするのに必要なのはマレーシア語なのですが、現地スタッフでもマネージャレベルは中国系が多いです。そこで、彼らと円滑なコミュニケーションをとるために、中国語が役に立つわけです。

また、クアラルンプール独自の要件で、「要自動車免許証」というのがあります。

前述のとおり工場などのエリアでは鉄道があてにならないため、会社から車が支給される事があるのですが、運転手はついてこない事が多いです。

通勤をするときにはタクシーでも何とかなりますが、営業などになってくると、自分で運転できる事が必須になってきます。

これも、求人によって要件は変わってきますので、面接の際に確認しておく事をおススメします。

ビザに関しては、基本的に大卒で過去の経歴が、応募先のポジションにフィットしていれば問題なく降ります。

ただし、採用する会社の過去の実績などにも大きく左右されますので油断は禁物です(マレーシア企業のほうが、ビザは降りにくい傾向があるそうです)。

先にも触れましたが、新卒や大学卒業の資格がない人は、基本コールセンター以外のビザは降りないようです。

就労のための職種・業種別「給与水準」一覧

一般的な就労給与水準

日本人現地採用の一般的な月給
コールセンター 3,000 ~5,000リンギット(8.1 ~13.5万円)
営業、一般スタッフ 3,500 ~6,000リンギット(9.5~16.2方円)
管理職、高度技術職 6,000~12,000リンキット(16.2 ~2マ万円)
現地人スタッフの一般的な月給
工場労働者 938リンギット(2.5万円)
中堅技術者 2,768リンギット(7.5万円)
中間管理職(課長クラス) 5,306リンギット(14.3万円)
日本人現地採用その他の待遇
医療保険 会社によるが、現地医療保険や海外旅行保険に会社負担で加入する場合が多い
年金 基本的になし。自身で日本の年金などに加入する必要がある
ボーナス 年1~2回1~3カ月分のボーナスが出る場合が多い。これに加えて業績連動のボーナスを支給する企業もある
住宅 住宅支給や住宅手当支給のケースもある
通勤 社用車が提供きれる場合が多い(ただし運転手はつかない)

クアラルンプールの現地採用の月給は、アジア各国の平均レベルです。

コールセンタースタッフの月給は他国と比べて高いですが、その後の昇給はあまり期待できません。

一般スタッフは、キャリアアップでそれなりにする余地があります。ただし、日系企業で「日本人のスタッフが欲しいけど、予算がない」というところもあり、給与は絞られがちなケースもるようです。

ローカルスタッフの給与は、一般的に労働者は安いのですが管理職などはそれなりに高く、日本人スタッフと同程度もらうような人も多数います。

昇給制度は会社によりまちまちですが、営業職は売上に対するボーナスが青天井である事が多く、実績に応じて大きなリターンを得る事も可能です。

また、転職が盛んな文化であり、転職時に給料アップを勝ち取る人も多数います。

営業職を中心に車が支給される事が多く、住宅に関しても社宅を支給される場合や住宅手当を支給される場合があります。

保険に関しては、会社負担で日本の海外旅行保険や現地の保険に入ってくれるこころから、自己負担まで様々です。なお、自費で海外旅行保険に入ると、年間10~15万円かかります。

就活事情は現地エージェント紹介に限る

2012年6月現在のマレーシアにおける求人状況ですが、電気・電子・械系製造業における営業および技術指導の求人が多かった以前とは異なり、サービス業やIT企業からの求人、また製造業においても設計などの今までにない職種の求人が増えてきました。

環境に配慮したバイオコークスプロジェクトの本格稼動や、エコソリューション関連企業の進出と共に、その分野のスペシャリストも必要とされつつあります。

就職サポートの「桜リクルート社」は、クアラルンプール郊外に本社を持つ政府認可の日系人材紹介会社です。

日本のリクルートで16年間の経験を持つ創業者が、見地の日系企業支援のために2003年に創業しました。対応のスピードやきめ細かさは、現地の人材紹介会社の中では高い評判を得ています。

マレーシアには現在約1600社の日系企業が進出しているほか、いまなお多くの日本からの進出があり、現地採用枠で活躍できる語学力と経験・知識・スキルのある日本人が多数求められています。

その状況下で同社は、求職者と企業との架け橋になり、現地採用・就労情報の収集、成功事例、求職当の応募時から就労開始までのスピーディーできめ細かいフォローで、求者のマレーシア転職を手伝ってくれます。

日本から初めてマレーシアに来たばかりの求職者が困ったりとまどったりしないように、何から何までお世話を焼いてくれるという、求職者には涙モノの手厚いサポート&フォロー体制を用意しています。

その内容は以下のとおり。

  • 求人企業の紹介
  • 履歴書添削
  • 希望企業への紹介
  • 職種適性検査(SATテスト)実施
  • 面接設定までのフォローアップ
  • 移動手段がない場合などの面接への付き添い(空港やホテルへの送迎含む)
  • 入社手続きに伴う書類準備のお手伝い*マレーシア渡航/引越しのアドバイス
  • 入社後の生活面などのケア

上記の内容はー例ですが、こういったトータルサポートは、マレーシアビギナーの転職者にとっては非常に心強いもの。

また、現在日本にいる転職希望者も、日本人担当者がメールで丁寧にアドバイスしてくれるのです。「日本人転職成功者」なるために、「桜リクルート社」に相談してみるというのも手です。

人材紹介会社桜リクルート社マレーシア

Agensi Pekerjaan SRM Sdn. Bhd.

[日系]桜リクルート人材紹介会社ウェブサイト

また、同社は会社設立業務の手伝ってもらえるので、企業のマレーシア現地法人設立に合わせて、そこで必要とされるポジションの提案、求職者の紹介から面接までスピーディーに対応する事も可能です。

まとめ

マレーシアでは、単に働いても「日本よりお金が稼げる」ということはほとんど期待できません。

ただ、日本だけで働いている人とは全く異なる経験、キャリアを積むことができるのが魅力。

また、東南アジアで会社の設立・開業の足掛かりとなるので、まずは現地で仕事をするのも決して無駄にはなりません。

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