ペナンは長期滞在に最適な環境!グルメや歴史も楽しめる

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ペナンはロングステイに最適です

長期滞在してみたい国ナンバーワンのマレーシアにあって、首都クアラルンプールと人気を二分しているのがマレーシア屈指のリゾート地・ペナンです。

ペナンはマレー半島のマラッカ海峡に面した北側にあり、古くから交易で栄えた町です。現在はペナン島と対岸のマレー半島バターワース港を擁するスブランプライを合わせたペナン州として、人口166万人が暮らすマレーシア第2の都市として隆盛を誇っています。


 


 

お気に入りロングステイ国ペナン概要

18世紀の終わりごろイギリスの東インド会社が、当時ペナンを治めていたクダ王国からペナン島を賃貸することになり、島の東に位置する岬に最初の町を作りました。後に世界遺産となるこの町は、イギリス国王ジョージ3世にちなんで「ジョージ・タウン」と名づけられました。


世界遺産のジョージタウン。

写真出典:ドリフト http://dlift.jp/photo/photoDisplayWorldHeritage121

経済復活の屈指のリゾート地

その後、東インド会社はイギリス政府の所有となりますが、クダ王国との当初の契約が履行されず、王国との間で武力紛争に発展しました。この武力衝突は他国の傭兵を派遣した東インド会社の圧勝に終わり、ペナン島はイギリスによる植民地時代を迎えるに至ります。

長らくマラッカ海峡の交易拠点として繁栄を謳歌したペナンでしたが、シンガポールが建設されると状況は一変、多くの船がペナンからシンガポールへと寄港先を変えてしまいました。一時は凋落の悲哀を味わうことになりますが、19世紀にはいって蒸気機関が実用化されると、石炭の供給が可能なペナンに寄港する船が激増します。

また、当時ペナンで採掘されていた錫も缶詰の登場によってその消費量が急増、ほかにもゴムの需要が増えるなど貿易額は倍増しました。そして20世紀にはいると、今度は多くのイギリスのセレブたちがバカンスに訪れるようになり、高級リゾートホテルが建設され、リゾート地としても発展していきます。

イースタン アンド オリエンタル ホテル

写真出典:Agoda イースタン アンド オリエンタルホテル
http://www.agoda.com/ja-jp/eastern-and-oriental-hotel/hotel/penang-my.html?asq=jGXBHFvRg5Z51Emf%2fbXG4w%3d%3d

太平洋戦争中は日本軍に占領され、終戦を迎えると再びイギリス領となりますが、1957年にマレーシアの前身マラヤ連邦が独立を果たし、1963年、長い占領の歴史を終えたペナンはマレーシアの一部となりました。その後も民族間の対立や失業者の増加など、数々の難題に直面し経済は低迷しますが、1970年代に入ると新しい産業として急激に市場規模を広げていく半導体などのエレクトロニクス産業の誘致に成功し、経済は復活を遂げました。

現在ペナンはシリコンアイランドとも呼ばれていますが、マレーシア政府が推進するマルチメディア特区「マルチメディア・スーパーコリドー」のロケーションにも含まれており内外ICT企業の誘致が進んでいます。ペナンは、世界遺産にも認定された歴史あるリゾートと最先端技術が共存する珍しい都市といえるでしょう。

歴史の町ジョージタウン、バトゥフェリンギ

そんなペナンで観光客やロングステイヤーに人気のロケーションといえば、何といっても歴史の町ジョージタウン、そしてビーチリゾートのバトゥフェリンギでしょう。外務省によれば、ペナンには約3500人の日本人が滞在しており、そのうち1500人がロングステイヤーや永住権を得た人たちで、残りはマレーシアに駐在する企業の関係者です。

ロングステイヤーの多くはジョージタウンから車で30~40分ほどのバトゥフェリンギかタンジュンブンガあたりを長期滞在の拠点にしていることが多いようです。ちなみに、ペナン島内は鉄道がないためバスかタクシーでの移動となりますが、運転はかなり荒っぽいのでご注意を。

ジョージタウンからバスでバトゥフェリンギやタンジュンブンガに移動するときに、いったんフェリーで対岸バターワースのフェリーターミナルへ行き、そこからバスに乗る、という裏ワザがあります。ジョージタウンからバターワースに向かうフェリーは無料、20分間隔で運行されています。片道10~15分ですが、バターワース側のフェリーターミナルがバスの始発になっていますので、必ず座れます。荒っぽい運転で立ちっぱなしは慣れないと疲れるので、少し時間はかかっても始発から座って行くのがベター。

ペナン島とバタワースを結ぶフェリー

小さな世界一周 http://littlesekai1.blog99.fc2.com/blog-entry-30.html

古い建築物が魅力の一つ

ペナンは中国系の住人が多く、次にマレー系、インド系と続きます。中国系の住民が多いのはイギリス植民地時代に東インド会社が関税の撤廃を行い多くの華僑が流入したためといわれています。世界遺産に登録されたジョージタウンの町並みは非常にユニークで、イギリス式の西洋建築に中国や東南アジア、インドのテイストを取り入れた古い建築物が残されています。

古い教会やモスクなどがジョージタウンにあります。

Exciteニュース http://www.excite.co.jp/News/photo_news/p-3572009/

ジョージタウンの世界遺産

ドリフト http://dlift.jp/photo/photoDisplayWorldHeritage121

ジョージタウンには立派なモスクもある

世界遊牧住み渡り http://takakkinen.blogspot.jp/2014/07/2014720.html

食なら屋台街がおススメ

また、町のあちこちにトリックアート風の壁画があったり、インド人街や中華街があります。食に関してはマレー料理、中華料理、インド料理から中東の料理やイギリス料理まで世界中の食が楽しめます。もちろん、和食のレストランも。

ジョージタウンのトリックアート

ジョージタウンのトリックアート

ドリフト http://dlift.jp/photo/photoDisplayWorldHeritage121

でも、なんといってもペナンならではのローカルフードコート、屋台街がおススメです。ホーカーセンターと呼ばれる屋台街は島のあちこちに見られますが、ジョージタウンにあって有名なのがレッドガーデン(紅園)です。営業は夕方から夜11時頃まで、マレー料理やみたことのないカレー(インド料理)、中華料理からタイ料理まで、目移りしてしまいますが、なんといってもはずせないのは地元ペナンの名物料理ニョニャです。

ジョージタウンのレッドガーデンはオススメ

外国人観光客もレッドガーデンを楽しんでいます。

4トラベル http://4travel.jp/travelogue/10921799

ニョニャとは女性の意味だそうで、見た目が中華(お父さん)なのに味付けはスパイスの効いたマレー(お母さん)風の料理のこと。プラナカン(混血)料理とも呼ばれます。日本にもファンは多く、ニョニャ料理の食べられるマレーシアレストランが増えています。ニョニャにもいろいろな料理がありますが、かまぼこのようなオタオタ、オキアミの塩辛で味付けしたチンチャロ・オムレツなどがビールのつまみにぴったりです。

オタオタ

蒲鉾のようなオタオタは人気のある料理です

オールアバウト http://allabout.co.jp/gm/gc/393509/

チンチャロ・オムレツ

オキアミの塩辛で味付けしたチンチャロ・オムレツが人気。

B級グルメ攻略法  http://tonyjsp.com/food/babanyonya/nyonya_cincalok_omelette.html

マレーシアのラーメン「ラクサ」もはずせない看板料理です。麺はビーフンや小麦麺を使いますが、うどんのように太い米粉の麺がペナン流。ダシは魚介からとるシーフードヌードルです。地域によって麺もスープの味付けもとってもバラエティ豊かです。

マレーシアのラーメン「ラクサ」もはずせない看板料理です

マレーシア政府観光局 http://www.tourismmalaysia.or.jp/gourmet/malay-nyonya.html

ホーカーセンターは島のあちこちにありますが、ペナン島最大の屋台街がジョージタウンとタンジュン・ブンガの中間に位置するガーニー・ドライブ、ビーチリゾートのバトゥフェリンギにはロングビーチカフェが人気です。衛生面が心配、という人がいるかもしれませんが、各屋台は日本の保健所に相当する公衆衛生局が抜き打ちで検査をしており、店の衛生状態はA・B・Cの3ランクに格付けされています。心配な方はAマークのある屋台をどうぞ。

ただし、水に関しては注意が必要です。飲料水はペットボトルのミネラルウォーターを利用し、お腹の弱いひとはドリンクの氷やカキ氷は避けたほうが無難でしょう。でも、万が一、具合が悪くなってしまったらジョージタウンにある私立病院の受診をおススメします。公立病院と違って医療設備も充実しており、日本語の話せるスタッフがいる病院もあります。こんなところもペナンに安心して長期滞在できる魅力のひとつですね。

私立病院なら日本語の話せる医師もいます。

トリッピング http://tripping.jp/asean/malaysia/penang/13525

ローガンライ スペシャリスト センターについてのサイト

ローガンライ スペシャリスト センターの受付

ローガンライ・スペシャリスト・センター http://www.lohguanlye.com/jp/about-loh-guan-lye.php

ペナンロングステイの費用

マレーシア政府では一定以上の資産を持つ外国人に対して、マレーシア国内に保証金的な預金をすることで10年間の長期滞在ビザが発給していますが、こうした移住者たちは賃貸マンションやコンドミニアムを利用することが多く、家賃はおおむね5万円~10万円が相場となっています。しかし、1か月~3か月程度のロングステイだとこれらの物件は賃料が倍以上に跳ね上がり、1日当たり3000円~5000円となります。

ホテルの利用が無難

同程度の宿泊費でも、1か月以上のロングステイプランなら、コンドミニアムより利便性の高いホテルに宿泊できます。一般のビザでも最大90日間は長期滞在可能ですので、本格的な移住を考えないのであれば、サービスの充実したホテルを利用したほうがよりリーズナブルといえるでしょう。

ジョージタウンは交通量も多く、時間帯によってはひどい渋滞が発生しますし、観光客が多いので騒々しいこともあるでしょう。やはり長期滞在を考えるならジョージタウンから少し離れたタンジュン・ブンガやバトゥフェリンギなど、海辺の町が落ち着いて過ごせるでしょう。

「東洋の真珠」といわれるペナン島ですが、正直なところビーチの美しさや海の透明度はいまひとつです。あくまでもリゾートの雰囲気を味わう場所だと割り切りましょう。もしも南国の海を満喫したいのであれば、ジョージタウンから船で約2時間のところにあるパヤ島まで行く必要があります。

ちょっと遠いですが、パヤ島周辺は透明度の高い紺碧の海に珊瑚礁、真っ白な砂浜とまさに南国の海です。アクティビティはシュノーケリングやダイビングですが、シュノーケリングの場合はライフジャケットの着用が義務付けられているので、波の上に浮かびながら海の中を観察するスタイル。でも透明度は抜群なので、運がよければ人懐っこいお魚の群れやサメの赤ちゃんに遭遇できるかもしれませんよ。

パヤ島のビーチ

パヤ島でマリンスポーツを堪能

パヤ島で魚やサメと戯れる

ベルトラ  http://www.veltra.com/jp/asia/malaysia/penang/a/7826

ペナン島は、一度訪れるとお気に入りになってロングステイしたくなる人と、ちょっと期待はずれでほかの東南アジア諸国に足が向いてしまう人と二通りいるようです。どうやら後者のほうはビーチに対する期待感や、ジョージタウンの大都市としての面に目が行き過ぎて「こんなはずじゃなかったのに」という感覚になりやすいみたいですね。

まとめ

でも、ペナンやクアラルンプールの治安のよさ、どこに行っても英語の通じる便利さ、医療機関の充実ぶりなどマレーシアが長期滞在に向いていることは間違いありません。

それになにより、マレーシアの人たちは民族や宗教が違ってもおだやかにのんびり暮らしていけるやさしさに満ちた人たちです。長期滞在を考えるなら、やはりロングステイ人気ナンバーワンのマレーシア、特にペナン島をはずすわけにはいきません。

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